新生霧たんぽ鍋

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フランス

2016年6月13日 (月)

くまみこOP聖地巡礼

今期のくまと巫女のシュールなアニメ、くまみこのOPはパリの景色が一部使われています。とはいっても、ガイドブックなどでよく見る写真をそのままアニメ絵に起こしているだけのようなので、ロケには来ていないと思いますが。

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まずはおなじみエトワール凱旋門。アニメ本編ではハリボテ風でしたが。

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それとエッフェル塔。

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ナツが座っていたのは、ご存知ルーブル美術館のピラミッド入口。

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このピラミッドは最近、デザインが大幅に改悪されました...。もともと、ルーブル美術館の古い建物のデザインにこの近代的なデザインのピラミッドが置かれただけでも、不自然だったのに、それが最近になって、さらに最悪な形で改悪されました。いったい、フランス人はルーブル美術館をどこまで貶めれば気が済むのやら...

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喫茶店は家の近所のカフェ・ド・フロール。アニメ本編では「Kuma de Village」と書かれています。テラス席が人気ですが、個人的には2階の方が静かなので好きです。家から徒歩2分ほどの距離なので、普段は2階を書斎代わりにしています。wifiもつながるので、値段の安いホットショコラを注文して、デスクワークをしています。

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まちがよたよたとスイカを持って歩いていたのは、メトロのアベス駅。おそらく元になったのはwikipediaの古い写真です(写真はwikiからの転載)。

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現在は、近くにメリーゴーランドができて、過去の風景とは変わってしまっています。

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まちが歩いていた道は、シャンゼリゼ通りだと思いますが、どの辺かは分かりませんでした。街路樹の立ち並びや路面のタイルのデザインは似ているように思うのですが。

くまみこはネットサービス(+VPN)で見ていますが、LO掲載されていそうなキワドイ内容の作品ですね。個人的には今期のギャグアニメで一番好きです。OPがクマ繋がりで、ユリ熊嵐のボンジュール鈴木で、主題歌は現役中学生が外した音程で歌う音痴な歌という斬新なものですが、聞いているうちに慣れてきて、脳内でたまにリピートしています。歌は素人臭が半端なくて、うまくないのにクセになりますね。

2016年4月25日 (月)

パリの花見イベント「Hanami, Grand pique-nique japonais」/マカロンいろいろ~MACARONS GROUMANS(マカロン・グルマン)~

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4月23、24日にパリの西側にあるJardin d'Acclimatationで開催された花見イベント「Hanami, Grand pique-nique japonais」に行ってきました。

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Jardin d'Acclimatationはブローニュの森にある子供向けの遊園地や動物園もあるパリ市民の憩いの場所です。入場料は3€です。入口の券売機で買えます。

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中に入ると、まず「おたく」と書かれた看板や、

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初音ミクの看板が。

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そして、園内には元からいるものかどうか分かりませんが、クジャクがいました。
すごく、人に慣れたクジャクで、至近距離まで近づいてもぜんぜん反応しません。

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フランス風な像とこいのぼりというシュールな風景も。

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屋台は、弁当、焼きそば、日本酒など日本料理を楽しめるものから、漫画や習字の体験コーナーがあります。そこまで、大きなイベントではないので、そこまで出店店舗数は多くはないですが、食べ物関連の店はどこも並んでいました。ちなみに脇の桜は本物ではなく、造花です。

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日本舞踊などの特設舞台もあります。

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そして、茶色いあいつもいました。

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日本とフランス風が合体した謎の操り人形が子供たちを驚かしていました。

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コスプレイヤーもいます。

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ただ、花見イベントとは言っても、そこまで桜が満開というほどではありませんでした。何人か、実際に花見をしている人たちはいましたが、このイベントはどちらかというと、日本文化に触れてみようという趣旨のイベントのようです。

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むしろ、近所のノートルダム大聖堂のほうが桜が結構きれいに咲いています。桜は日本のものというイメージが強いですが、意外とどこでも生えているものなんですね。こちらの桜はほとんどが、二重桜ですが、場所によっては一重の白っぽい色の桜もあります。

アルザスの方とかも桜は咲いているんでしょうかね?ごちうさみたいな雰囲気が意外とリアルに存在するのかもしれません。

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ちなみに桜の季節ということとで、家から歩いて30秒くらいのところにあるマカロンのお店「MACARONS GROUMANS」では桜のマカロンが売られていました。このお店は、かなりたくさんのフレーバーのマカロンや変わったデザインのマカロンが売られています。パリ市内でもこの一店舗しかないようです。マカロンを複数食べる場合には、どの順番で食べるといいのかも店員のおばちゃんが教えてくれます。

このお店はもともと1999年にパリから少し離れたイエールという場所で操業し、昨年からパリのサンジェルマンデプレに初店舗を出したそうです(情報ソース)。まだまだ、歴史の浅いお店ですが(ガイドブックにも載っていない)、これから先、必ず人気が出ると思います。個人的に超おすすめです。

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マカロンといえば、老舗中の老舗ラデュレが有名です。シャンゼリゼ通りにあるラデュレの本店にも行きました。

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ラデュレ本店は内装がすごく派手で豪華です。

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チョコレートフラッペとマカロンを注文しましたが、フラッペは濃厚すぎて、飲んでいる途中で気持ち悪くなりました...普通にコーヒーあたりがベストな気がします。ラデュレのマカロンは生地がしっかりしていて、ふんわりとしていながらも弾力があり、高級感のある触感です。しかし、自分はもうマカロンを日本でもフランスでも食べ過ぎて、チョコやコーヒー、フランボワーズ、バニラ、ピスタッチオ味など定番の味に飽きてきています。そんな自分はラデュレよりもマカロン・グルマンの方が好きです。値段も半額くらいですし。

ラデュレは日本にもありますが、本店の雰囲気を楽しみたい方にお勧めです。基本的に英語も通じます。あとwifiもつながります。

2016年4月22日 (金)

カタコンブ・ド・パリ

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パリの地下に広がる大迷宮「カタコンブ・ド・パリ」に行ってきました。
ショッキングな写真がいくつかあるかもなので、苦手な人はこの記事を読まないことを勧めます。

続きを読む "カタコンブ・ド・パリ" »

2016年4月 3日 (日)

パリ・サン=ジェルマン=デ=プレ移住~ミレイユ、のだめの家のご近所~

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パリに移住しました。

NOIRやのだめカンタービレ、ダヴィンチコードなど、その他様々な映画やアニメ、漫画の舞台となっているサン=ジェルマン=デ=プレ地区に引っ越しました。

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↑ポン・ヌフ:NOIRでおなじみの橋

セーヌ川のすぐそばに位置するこの地区は、パリの代表的なカフェやレストランがたくさんあるほか、学生の街としても有名です。道端には楽器を演奏している人などもいてとても活気のある場所です。

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家のそばには一風堂もあります。自分は九州ラーメンは苦手ですが...

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家の前にはなぜかロックマンが。

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ご近所にはのだめカンタービレのパリ編で、のだめと千秋が住む家もあります。作中では赤い門ですが、実際には茶色。

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家のすぐそばにあるカフェ・ド・フロールはパリでも芸術家や哲学者たちが通った古いカフェ。

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ホットココアがおいしいです。チーズとハムのオムレツはボリュームもありおすすめです。フレンチオニオンスープはパンをつけて食べるとおいしいのですが、チーズが粘ついて、少し食べづらいです...。

カフェ・ド・フロールはネットやガイドブックでチップの支払いが必要と書いてあったのですが、実際チップを払おうとしたところ、首を傾げられました。レシートには特にサービス料込とは書いていなかったような気がしたのですが、チップを改めて支払う必要はなさそう...。

サンジェルマンデュプレは活気があり、クリエイティブなことをするにはとてもいい街です(家賃は日本の六本木並みに高いですが。人気の地区なので自分はネットで不動産屋30件くらいあたりました)。
とりあえず、来年のジャパンエキスポに向け、新作のオリジナル漫画のネームをば。

2016年3月 7日 (月)

バスチーユ城塞に行ってきました

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グルノーブルのほぼ唯一の観光スポットバスチーユ城塞に行ってきました。

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バスチーユ城塞は山道を歩くか、この球体状のケーブルカーで登ります。往復8ユーロです。
山道はそこまで長くはないので、ジョギングしている人もたくさんいます。

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バスチーユからの眺め。
雄大なアルプス山脈の中の街を見渡せます。アルプスの山々は家の窓から毎日見ていますが、こうして街全体と比較すると、アルプスって大きいんだなーって、改めて感じました。
ちなみに、山頂の気温はおそらくマイナスまでいっていて、風も強く、雪も少し降っているため、結構寒いです。防寒対策はしっかりして行ったほうがいいです。

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バスチーユのレストラン「Restaurant le Téléférique」で食事しました。
Steak Tartare de Boeuf préparé Maison (要するにフランス版ユッケです、このお店お手製)をメインに、チーズプレート、デザートプレートを注文しました。写真では分かりづらいですが、結構ボリュームがあります。フランスにしては珍しい。流石に少し頼みすぎました。

ユッケはビネガーがきいていて美味しかったです。個人的には火を通してたものも食べてみたかったです。ハンバーグ的な。メニューは英語訳もついていますが、訳がシンプルすぎる。ユッケは説明文が「(Raw steak, not cooked)」となっていました。ワインはシャルドネワインです。普段は赤派ですが、なんとなく白ワインの方が合いそうだったので選択。

チーズプレートはサヴォアチーズ(ローヌ・アルプ地方)のチーズで構成されており、アボンダンス(写真左)が美味しかったです。

デザートのコーヒーグルメプレートは、コーヒーじゃなくて紅茶でも良かったかもしれません。

これでグルノーブルの観光スポットは消化してしまいました。来週は出張でパリに行き、その翌週には、日本で蒼樹うめ展。フランス帰国後、すぐにパリに引っ越さえねばならないため忙しいです...。ちなみにパリの家はミレイユの家(があるであろう)の通りの隣の通りにあるアパートにしました。家賃が超高いです...(おそらく、ミレイユの家はもっと高額)。窓からサンジェルマンデュプレが見えるといいな。ちなみにこの通りはのだめカンタービレでのだめたちが普段買い物をしているとおりです。のだめの家は、自分の家から歩いて5分くらいの距離にあります。

2016年2月23日 (火)

ふるまぷらー

電撃だいおうじで連載中のクール教信者先生のふるまぷらーという漫画をpixivで試し読みしました。すばらしかったです。読んでヒャッハーってなりました。

今月コミックスが発売のようですが、電子版が出たら買います!

コミックメテオで連載中のユキヲ先生の「邪神ちゃんドロップキック」の5巻も買いたい。オンライン掲載版でもう中身は読んでいますが...http://comic-meteor.jp/jyashin/

魔界の悪魔「邪神ちゃん」と人間のゴスロリ少女ゆりねが同棲する漫画です。毎回同じ展開で安心します。百合要素はそんなに強くはないですが、個人的には百合漫画に位置付けています。

こっちも電子版が出たら買います。

フランスでは結構日本の漫画が輸入されていますが、いわゆる日常系作品はほとんど取り扱われていません。転送サービスを使えば日本から買うことはできますが。でも、関税がかかることがある(商業利用しないと言ってもかかる)...。関税がかからないように。税関告知書を書いて、EMSに「ギフト」とか記載しても、中身に限らず問答無用で郵送物の価格に応じて関税取られるとことがあるんですよね...最終的に関税がかかるかどうかは、税関の気分次第で決まるようです。この間、友人に送ってもらった同人誌にも関税がかけられました...。一番きつかったのはパソコンです。7万円以上の関税がかけられました。さすがに払えないので、送り返しましたが。要注意です。関税はめちゃくちゃ高いです。

2016年1月 9日 (土)

フランスで新年、プロジェクター買った

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あけましておめでとうございます。

遅くなりましたがコミケに参加された方々、お疲れ様でした。
フランスでの初めて新年を迎えましたが、日本と違いすごく静かでした。
フランスはクリスマスを盛大に祝い、年末年始は静かに家族と過ごすのが普通。
自分はといえば、ただひたすら家でまどほむ漫画を描く日々を過ごしていました。
新作が発表されてから、最近、やたらとアイディアが浮かびます。
新年の初夢にはリングとヘルレイザーの夢を観ました。
夢なのになぜか痛い...。清々しいほどいつも通りで新年を迎えました。

<ポータブルプロジェクター買った>20160109_010814

そして、今年は新年早々から超えてはならない一線を...
フランスの総合小売チェーンのFnacでポータブルプロジェクターが安く売られているのを見つけてしまった...。そして自宅にはプロジェクターを映すのに最適な真っ白い壁が...。
ついにプロジェクターを買ってしましました。価格は日本円で約5万円ほど,,,。フランスは家電製品は日本よりもかなり高いのですが、なぜかプロジェクターは安いようです。全体的に1万円くらい安い気がします。
Qumi Q4というプロジェクターですが、重さは460 g、iPad Airより軽いです。ポータブルなのに500ルーメンの明るさ。家で使う分には十分なクオリティです。上の画像は叛逆のブルーレイを写したものです。他の多くのポータブルプロジェクターが100ルーメン前後なのを考えると、かなり良いです。
Qumi Q4はやや古いバージョンで、現在は最新版のQumi Q7が発売されており、明るさは800ルーメンとなっています。ただ値段が10万円近かる上、重さが1kg以上あります。家で使う分にはQumi Q4で十分な気がします。
解像度も悪くなく、コントラストも十分です。3mくらい離れたところから映して、画面サイズはおよそ90インチ位です。
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多少コントラストは落ちますが、部屋の電気が点いていても割りと普通に観れます。

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ルミナスも大画面で観れる!
ランプ寿命は30000時間!かなり長寿命です。
ポータブルプロジェクターを正直侮っていました。
これなら会議や小規模の学会でも普通に問題なく使えると思います。
Qumiシリーズは日本でも売っています。Q4は価格ドットコムの最安値で58,000円くらいでした。プロジェクター欲しいという人は思い切ってみてはどうでしょうか?
でも、将来的にはもっといいプロジェクターとスクリーン、音響設備を揃えたいですね...。個人的には、もう結婚しない代わりに人生の半分を映画にそそいでもいいかなと思っているので。

2015年12月16日 (水)

スターウォーズエピソード7 フォースの覚醒をフランスでいち早く視聴

スターウォーズエピソード7 フォースの覚醒を見てきました。フランスとイタリアはアメリカや日本よりもはやく上映!フランスに住んでいてよかった!!

劇場には2時間前に行ったのですが、すでに40人ほど並んでいました。
数十分後には100人以上並んでいました。フランスの映画館は自由席なので、いい席は早い者勝ちです。列にはヨーダのTシャツや、レイアの髪型をした女性、初音ミクのリュックを背負っている人、いかにもな感じの人達だったので、すぐに分かりました。

映画の内容について、「カイロ=レンの正体は誰か?」とか「ハン・ソロが...!」とかいろいろしゃべりたいことはありますが、盛大なネタバレになるので、ここでは控えます。

 
<はじまり>
長い
CMが終わった後、ようやくルーカスフィルムのロゴが表示され、「遠い昔、遥か銀河の彼方で」の文章が画面に出た瞬間に歓声が上がりました。そして、懐かしのジョン・ウィリアムズ作曲のメインテーマとともにオープニングクロールが流れます。

 

エピソード7の舞台は砂漠の惑星ジャクー。

エピソード6から30年後、ジェダイやシスがいなくなった後も帝国軍とレジスタンスの戦いは続いています。惑星ジャクーの砂漠にはかつての戦争で使用された戦闘機や戦艦の残骸がたくさん。そんな世界観の下、"ポー"という新キャラと村の村長(?)らしき人物がレジスタンスの重要機密について話しているところからストーリーは始まります。

そこに、新たな悪役カイロ=レンが率いるファーストオーダー(帝国軍の新部隊)のストームトルーパーが現れ、村を襲撃し村人を虐殺し始めます。
襲撃の中、ポーは重要機密の入ったデータを新キャラのボール型ドロイド"BB8"に託します。このデータを狙うファーストオーダーと新主人公のレイフィン、そして、過去作品でお馴染みのハリソン・フォード演じるハン・ソロとチューバッカを主軸にしてストーリーが展開していきます。

 

<お馴染みの戦闘機>

作品中では過去作品に登場したTIEファイターやXウィング、そして、ミレニアムファルコンが登場します。デススターに変わる新たな帝国軍の惑星型の基地「スターキラー」はデススターの何倍も大きく、その破壊力も強大です。銀河英雄伝説のトールハンマーよりも威力が高いレーザーを装備しており、一発の発射で複数の惑星を破壊することができます。おそらく、全作品中で一番強力な兵器です。

また、お馴染みのスター・デストロイヤーも登場し、最新のCG3Dの効果で、スター・デストロイヤーが画面から飛び出してきます。おそらく、今回で一番3Dが活きたシーンだと思います。

 

<様々なキャラクターについて>

スターウォーズは登場人物の数が半端ないです。その中でも重要な人物をば。

 「レイ」

砂漠の星で誰かを待ち続ける、本作の主人公です。出生などすべてが謎に包まれた人物です。レイはスカベンジャーと呼ばれる砂漠の住人で、砂漠で機械の部品を拾い、それを換金して生活しています。帝国軍から逃亡してきたBB-8と出会うことで、戦いに巻き込まれていきます。その戦いの中、作中でフォースの使い手として目覚めていきます。最初、レイはライトセーバーを受け取ることを一度拒みますが、物語の後半では、ライトセーバーにジェダイの騎士として選ばれ、カイロ=レンと戦います。

 
「フィン(FN-2187)」

本作のもう一人の主人公です。ストーム・トルーパーの中の異分子的な存在です。人を殺すことができない臆病でヘタレなキャラとして描かれています。レイにはレジスタンスのメンバーだと偽って、同行します。物語の後半はルークの使っていたライトセーバーをなれない手つきで振るい戦います。

 
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今作の重要な鍵をにぎる、PVにも登場した特徴的なボール状のドロイドです。R2-D2のようなマスコット的な存在。

「カイロ=レン」

今回のシスの暗黒卿(?ダースがないのでシスではなさそう)カイロ=レンは特殊な形状の赤いライトセーバーを使うカイロ=レンは強力なフォースの使い手です。このカイロ=レンという名前は本名ではありません。その名前と正体も映画の後半で明かされます。ダースベーダーを崇拝するカイロ=レンは性格もダースベーダーと似て残虐ですが、精神はとてももろく、子供のように不安定な人物です。怒りに任せて暴走したり、考えの足りない行動が目立ちます。部下からも尊敬されていない様子で、ダースベーダーのようなカリスマ性もありません。マスクの下の素顔はハリーポッターのスネイプを連想させる感じです。割りとイケメンキャラです。これまでの作品の雰囲気とは異なるデザインのキャラです。個人的にはカイロ=レンのマスクのデザインがイマイチな気がしています。もう少し、良いデザインはなかったのか。カイロ=レンは剣術のレベルもこれまでのシスの暗黒卿と比べて低く、全体的に成長が足りないキャラクターとして描かれています。おそらく、このキャラクターは今後裏の主人公として活躍し成長して行くのではないのでしょうか?カイロ=レンがなぜ暗黒面に落ちたのかが描かれるその一方で、ちょうどアナキン・スカイウォーカーが暗黒面に落ちていく過程を描いたEP1~3とは逆に、カイロ=レンが暗黒面から這い上がるようなストーリーが作られていくのかもしれません。

 
「ハン・ソロ」

ハリソン・フォード演じるお馴染みのキャラクターです。昔と同じジャケットを来て、ブラスターでストーム・トルーパーたちと戦い、ミレニアム・ファルコンで空を飛び回ります。ハン・ソロは今回の3部作において、ストーリー上重要な鍵を握る人物です。あまり、詳細を書くとネタバレになりますが...、だいたい多くのファンが予想していた通りでした。
 

「チューバッカ」

ハン・ソロの相棒チューバッカも活躍します。昔と全く変わらない雰囲気。
 

「レイア姫」

レジスタンスを指揮するのは、キャリー・フィッシャー演じるお馴染みのレイア姫です。髪型が変わっています。ハン・ソロ同様、今回の3部作において、ストーリー上重要な鍵を握る人物です。また、今作はジェダイがいなくなった後のストーリーが描かれていますが、作品の終盤で、レイアがレイに向かって「フォースとともにあれ」のあのセリフを言ったとき、ようやくこの作品がスターウォーズとして目覚めたような気がしました。
 

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この二人のドロイドも登場します。しかし、R2-D2は物語の終盤まで機能を停止したままです。後半で重要な手がかりを示します。

「マズ・カナタ」

おそらく、ヨーダに変わるキャラクターだと思われます。ゴーグルをかけたおばさんエイリアンです。「フォースはどこにでもある」というヨーダを連想させるセリフと、物語の真相を知っているような言い回しから察するにジェダイ関係の重要な人物のよう。ただ、フォースは使えず戦闘能力もないようなので、ジェダイというわけでなさそう。

 
「スノーク(Supreme Leader=直訳:最高指導者)

前作で言うところのダースシディアス的な存在です。大きなホログラフで映しだされます。すべてが謎の人物。見た目はハリーポッターのヴォルデモートの劣化した感じ。安っぽいCGです今回の暗黒面のキャラクターはデザインにインパクトがないというか、正直かなりダサいので、残念です。基本的にハリーポッターベースなデザインでスターウォーズに合っていないように感じました。クリーチャーのデザインやCGのクオリティに関しても、個人的にはエピソード1~3の方が好きです。前作の方が迫力がある。

 
「ハックス将軍」

ファーストオーダーを率いるリーダーです。カイロ=レンは片腕的な存在。スノークの信頼も厚い人物で、いうなれば、ヒトラーの腹心ゲッペルス的な感じです。

「キャプテン・ファズマ」

他のトルーパーとはデザインが違う指揮官タイプっぽいトルーパーです。英語を完璧に聞き取れたわけではないので、キャプテン・ファズマの立ち位置はよく分かりませんでした。こいつは何者だったのでしょうか。

「ポー」

レジスタンスのXウィングのパイロット。物語の冒頭から登場する重要人物です。帝国軍に捕まるも、フィンによって救出されます。フィンというニックネームをつけたのも彼です。

「ルーク・スカイウォーカー」

マーク・ハミル演じるルークも登場します。今作ではルークは行方不明となっており、彼を探すのがレジスタンスの目的です。

ルークは作品の最後に登場します、活躍は次のエピソードからになりそうです。

 
<音楽>

音楽はこれまでの作品と同様ジョン・ウィリアムズが担当しています。しかし、ダースベーダーのテーマがない、新シリーズ。今後また新たな名曲が生まれるのでしょうか?期待です。

 
<おわりに>

作品が終わってエンドロールに入るとき、監督:J.J.エイブラムスと表示されるのはやっぱり違和感を感じますね。「ジョージ・ルーカス」と表示されたほうがしっくり来ます...。どうしようもないですが。次回作も監督は変わるようです。また作風が変わりそうですね。

今作は全体として、メインの登場人物たちは皆未熟な人物で、彼らの今後の成長を描くであろう新たなトリロジーの始まりとしては、良い作品だと思います。日本での公開は明後日になりますが、ぜひ映画館で見てはどうでしょうか?できればIMAX3Dで見るのをおすすめします。残念ながら、グルノーブルはIMAXがなかったので普通の3Dで観ました。しかも、スクリーンが小さい。英語オリジナル版のIMAXはパリまで行かないと行けないのです

<おまけ>

こんなの売っているんだ!スマフォで操作できるBB-8

「Sphero スター・ウォーズ エピソード7(スター・ウォーズ/フォースの覚醒) BB-8 (ドライブ / ホログラム機能) R001ROW」

http://www.amazon.co.jp/dp/B01427MW3O/ref=as_sl_pc_tf_lc?tag=nstyles-22&camp=1027&creative=7407&linkCode=as4&creativeASIN=B01427MW3O&adid=1A19637XCXD4ZFP5SPWA&&ref-refURL=http%3A%2F%2Fn-styles.com%2Fmain%2Farchives%2F2015%2F12%2F19-062500.php

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2015年12月15日 (火)

映画&ミニチュア博物館@リヨン

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休暇をとって、日帰りでリヨン旅行に行ってきました。

本日のメインの目的地は、リヨン旧市街地(Vieux Lyon)にある「映画ミニチュア博物館」(Musee Miniature et Cinema )です。

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この博物館は、世界遺産に指定されている建物の中にあります。

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庭にはライオンの像が。

 

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入り口からにもすでに映画のプロップが!

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受付に行くまでにもいろいろ展示してあって、楽しめます。アイロボットに出てくるロボットや、スパイダーマンの宿敵グリーン・ゴブリンのマスクも展示されています。

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受付で入場券(9€)を買うと、地下へと続く階段から見物スタートです。1から8番までの順論に従って見ます。 階段を降りて行くと、そこから映画の中の世界です。

<第1展示室>

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まず、第1展示室では、「Parfum」という映画で使われた実際のセットが展示されています。中世の雰囲気がリアルに再現されています。博物館の建物自体も古いので展示室全体が映画の雰囲気の中にあります。

 

<第2展示室>

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第2展示室はSF映画の宇宙船のコックピットやスターゲートなどのSF映画の生設定資料や、Lightingの参考のために作られたエイリアンのフィギュアなどが展示されています。そして、映画で実際に使われた宇宙服も展示されています。エイリアンで使われた宇宙服は、実は別の映画で使われたものを再利用していたんですね。

 

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第2展示室を出ると、道に迷わないように謎のコウモリのクリーチャーが道を阻んでいます。

 

<第3展示室>

第3展示室は、映画で使用されたグロテスクなプロップや武器などが展示されています(子供は閲覧禁止になっています)。

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2015年11月29日 (日)

フランスの日本イベント"Japan Touch"に行ってきました

11月28日~29日の2日間リヨンで開催されるJapan Touchに行ってきました。

パリで開催されるJapan Expoは日本でも有名ですが、実はこれに先駆けて開催された大型の日本イベントがあります。それが、あまり知られていませんがJapan Touchです。実際に、自分もリヨンでイベントがあることは知っていましたが、イベントの名前は知りませんでした。フランス人の友人にこのイベントの名前を言われたときも、説明されるまで何のことか全然分かりませんでした。
Japan Touchでは日本のアニメや漫画はもちろん、日本のいろんな文化に触れることができるイベントです。フランス人が日本に対してどのようなイメージを持っているのか興味があって、行ってきました。本当は、友人家族と一緒に行く予定でしたが、テロの危険が高いため、友人はキャンセルしました。実際、こちらはまだ厳戒態勢が敷かれていて、手荷物検査がどこでも実施されるし、トルコ系の移民が大型ショッピングセンターに入ろうとすると、警備員に追い返されたりといったことをちょくちょく目にします。

Japan Touch会場

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会場はリヨンブロン空港そばのEurexpo Lyonで開催されます。リヨン・パールデュー駅からトラムT3線とバスを経由して30分位の距離です。道中、明らかにそれっぽい人たちがたくさん歩いているので迷う心配はありません。これも日本と同じですね。

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会場はコミケと似たような雰囲気です。

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サイズは小さいですが日本の庭園があり、鯉も泳いでいます。

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盆栽教室もあります。フランス人が結構豪快に木を切り落としています。

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指圧マッサージもあります。自分も最近肩こりがひどくなってきていたので、正直やりたかったですが、フランス人の体験の機会を奪うのも気が引けたので、やめました。

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謎の相撲体験コーナー。

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弓道や、

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居合の演舞も行われていました。

サブカル部門

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囲碁・麻雀の体験コーナーもあります。咲はフランスでも人気のようです。

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ゲーセンコーナーはすごく人気です。

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懐かしのRCカーのサーキット。プロっぽい人がドリフトを披露していました。
ドリフトって日本の文化なんですか?イニDは日本らしさが爆発な作品ということですか。

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アニメ。漫画ブースは一番人気です。漫画やアニメのDVD、フィギュアやグッズ、コスプレグッズ、個人製作のグッズなど様々なものが売られていました。

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 ちなみに自分が買ったDVDががこちら、エルゴプラクシーのDVDボックスがたったの10€、カウボーイビバップも10€、幻想魔伝最遊記4クール分が30€で買えます。イベント価格なのか、めちゃくちゃ安かったです。ATMでお金を降ろすのを忘れていなければ、もっと買っていたと思います(降ろさなくてよかった...)。でも、Serial experiments lainのDVDボックスは買っとけばよかった...。フランスでは基本的にクレジットカード払いですが、こういうイベントはやはり現金払い。これに慣れていない人が多いのか、会場に設置されていたATMには長蛇の列が(たぶん1時間は並ぶ)。
 エルゴプラクシーはフランス語版の声が割りと全体的に合っていました。最遊記とビバップは全然合っていません。最遊記はあんまりイケボじゃないのと、凄みが足りない。悟空は比較的マシでしたが。でも、フランス語版のOPは日本語版のOPと遜色ないくらいです。

あと、初めて知ったんですが、エルゴプラクシーの主人公ってヴィンセントじゃなくて、リルだったんですね(Wikipediaより)。

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また、今年ガイナックス30週年記念ということなので、これまでのガイナックス作品の歴史を振り返る展示コーナーがありました。

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コスプレはすごく人気で日本と同様、そこら中で撮影が行われていました。
コスプレはファンタジー系が多いように感じました。ゲームとか映画関連?あとは、フランスではソードアート・オンラインが人気なので、アスナのコスプレが多かったです。他は、鉄板なところで初音ミクと綾波レイとか。

日本食レストランコーナー

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日本食のレストランコーナーはとにかく、すっごく並びます。基本的に1時間以上待たされます。出店されていたのは、ラーメンや、寿司、どんぶり、餃子、カレーなどが売られていました。餃子は日本人の間隔では中国のものですが、海外の人から見ると餃子は日本オリジナルの認識のようです。以前に、シンガポール人の友人もそんな感じがすると言っていました。

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1時間ならんでゲットしたのがこちら。牛丼と餃子、唐揚げ、そしてアップル餃子。
自分が並んだ飲食店は日本人がちゃんと経営していて、味は普通でした。
きっと、米はタイ米とか使っているんだろうなと思っていましたが、普通に日本米でした。

アップル餃子は餃子の皮(アップルパイだと思われる)でりんごを包み、揚げたものに生クリームをかけたスイーツです。特にマズイわけでもなく、かと言って美味しいというわけでもない、あまりネタにならない味でした。

最後に
Japan Touchは全体的にちゃんと日本文化を伝えているように感じました。
これで日本文化が世界に広がればうれしいです。

イベント自体の規模ですが、Japan Touchは1日あれば十分回れるイベントでした。2日開催ですが、1日で満足できます。
ゲストもそんなに有名処というわけでもなく、やはり本命は春に開催されるJapanExpoの方ですね。こちらのほうが規模は大きいでしょうし、日本からの有名なゲストも多く参加されると思います。Japan Touchは日本人はあまりいませんでした。どちらかというと、中国人が多いです(日本のイベントなのに!?)。以前、このイベントに参加された日本人の小説家の人の記事を読みましたが、参加の依頼メールはフランス語で来るようです(おそらく、英語ができるスタッフが少ない)。当然、日本人はフランス語は分かりません。また、英語もろくにできないという人が多いのため、言語的な問題で、招待しにくいのだと思います。おそらく、通訳ができるスタッフがいない?一方で、中国人なら人口的に考えて、フランス語か英語を使える漫画家を見つけることができる可能性が高いでしょうし...日本人の.言語の問題は結構深刻ですね。自分もこれはひしひしと感じます。

おまけ

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日本の写真展示コーナーにこんな写真が。やっぱり、ほのうみですよね(本命はにこまきですが)!フランス人はこの絵馬の意味を理解しているのだろうか?日本文化の広がりとともに百合という単語も世界共通語になる日が来るのかもしれない。最近、ディズニーも注目しているようですし。百合流行れ!